平成19年度 大相撲神戸場所


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東 方

西 方

各画像の下に、解説文が書かれています。3ページまであります。
平成15(2003)年以来、4年ぶりに開催された、大相撲神戸巡業。
前回は、ポートアイランドのワールド記念ホールが会場でしたが、
今回は高速神戸駅の北にある、神戸市中央体育館が会場でした。
各画像の下に、解説文が書かれています。3ページまであります。
まずもって私の目に飛び込んできたのは、関取衆が子どもたちに
稽古を付けている光景でした。巡業ならではの、前から一度見てみた
かったこの光景、生で、しかも土俵だまり手前から2列目という、
“超間近の”席で見学出来て、言うことなしでした。



稽古を付けているこの関取は、ご存知、北桜です。やはり
こういう場面ではこの人がいないと始まりません。人気力士の、
一つの『所定位置』といったところですかね。稽古を付けてもらう
子どもたちも、幸せな事と思います。でも、目一杯幸せを感じて
いるのは、やはり北桜のほう???拡大版はこちら

北桜が両手を大きく上げています。これは、「おーせ!おーせ!」
と自ら声を出し、観客に、一緒に音頭を取るよう、呼びかけている
のです。このファンサービスに、当然、観客は反応します。北桜は
ますます威勢よく、「おーせ!おーせ!」ああ、素晴らしきかな、観客
との一体感。しかし関取は、押されません=B拡大版はこちら



子どもが必死に押しても、ビクともしなかった北桜。さすがプロの
関取は格が違うというものですが、最後は子どもが渾身の力で
寄り切り、北桜も「おう!少年、ようやった。」と感心のてい。

子どもたちとの稽古を見守りつつ、土俵上で談笑するのは、皇司
と若麒麟(右側)です。ともに御当所、兵庫県出身ということで、この
コーナーに参加していました。大ベテランの皇司は三木市、そして
この翌場所に新入幕を果たした若麒麟は、川西市の出身です。



次々に、交代で子どもたちが土俵に上がってきたわけですが、
この子は・・・・・、いやこれまた随分、大きいですねぇ!!正に
豆力士。子どもというより、立派な“ドスコイ少年”じゃないですか!
これはちょっと、関取もウカウカしてられない?!拡大版はこちら

さて、こちらは一転、ソップ型の豆力士(?)細身なだけに、
逆に動きはしなやかそうですね。そして稽古を付けているのは、
これまた小兵の実力ナンバーワン、安馬です。やはり御当所
以外で登場する力士というのは、日頃からの人気力士ですね。



地元兵庫県のホープ、若麒麟が稽古を付ける相手は、これまた
堂々たる体格の少年です。ホント、ゴッツイ子っているものですね。
相撲雑誌では昔からよく見ていましたけど、生で見たら、改めて
感心しました。若麒麟も結構真剣な表情になっていますね。

両者の足元がほとんど写っていませんが、若麒麟が土俵外に
運び出されました。喜びを噛み殺している(?!)少年と、若手の
健闘に思わず笑みがこぼれる若麒麟。お疲れさまでした。



子ども稽古タイムは終了。最後は一堂、礼「有難うございました。」
これぞまさに、『相撲は礼に始まり、礼に終わる』子どもたちは
こうして、礼儀というものを学んでいきます。

さて、これは何をしているところでしょう?グワーン!と、何かをブン
投げてるようなアクションに見えますが、実はこれ、思いっきり塩を
まいているところで、しょっきりの一コマなのです。しょっきりは、漢字で
書くと、『初っ切り』と書き、『初め』と『終わり=打ち切り』を意味します。
もともとは、相撲の初めから終わりまでの所作・ルールを、動きで
分かりやすく説明したのが始まりだったのが、時代とともに形が変わり、
現在では、やってはいけない行為や、取ってはいけない態度を、コント
ふうに披露するものとなりました。従って、ワザとふざけた事ばかり
やって観客を笑わせ、巡業には不可欠な余興となっています。



これも初っ切りの中の一コマですが、何か力士が観客に向かって、
えらい謝っていますね。「わりぃわりぃ。」みたいな。そして画面下端の
中央に写るお客さんは、何か上から物が飛んでくるのを避ける様な
格好をしています。一体何が起こったのでしょうか・・・・・?

ハイ、答えはこちら。観客席に、思いっ切り塩をぶち撒いたのです。
もちろんワザと(笑)。私は土俵から見て手前から2列目に座っていた
ので、まともに塩をかぶる結果となりました。まさに砂被りならぬ塩被り。
黒色だった私の靴下は、一面、塩の粒で覆われる様になりました。



この場面は、土俵上でチリを切るのに、やたらと相手に近い位置で
やったために、相手力士から文句を言われるという場面。軽妙なやり
取りに館内大ウケ。そう言えば、一方の力士がもう片方の力士に、
反則行為を注意したところ、注意された方が、「そんなの関係ねぇ!」
と、振り付けつきで答えたという一幕もありました。ところで、初っ切り
では行司さんも、いわゆる『ツッコミ役』となり、時に軍配が、力士の
頭をドツく道具になる事もございます。ああ楽しきかな余興の世界。

初っ切りの締めはこれです。力水を桶ごとラッパ飲みする。
それをマジマジと見つめる行司さん。一方、観客は、
この後の展開を予期して、すでに大爆笑しています。



そしてもう一方の力士も、「よーし!それなら」と、力水を桶ごと
ガブ飲み。まあ、実際には、ゴクンと飲んでいるのではなくて、口に
含んでいるだけなのですが・・・・・。それにしても、体がデカイ力士は、
口の中まで広いのか?!と思ってしまうほど、かなり長い間、桶が
口から離れませんでした。果たして・・・・・?ところで横で見ている
呼び出し(蜜柑色のハッピ)、顔が笑っています。拡大版はこちら

ハイ!顔に『ブ〜〜ッ!!』と水をぶっかけて、クライマックス。
もう少し詳しく言うと、まず右側の力士が左側の力士に向かって
『ブ〜ッ』と水を吐くのですが、左側の力士はうまく体を屈めて
かわし、次の瞬間、今度は顔を上げた左側の力士が、右側の
力士に向かって『ブ〜ッ』とやるわけです。拡大版はこちら



さて、初っ切りの後は、これも巡業や花相撲の定番、相撲甚句です。
歌い手は十両以下の力士が多く、その美声はなかなかのもの。
一遍、私もどっかで体験してみたいと思ったりするのですが・・・・・。

朗々と相撲甚句が歌われている最中ですが、観客に向かって、
盛んに拍子を取るよう、アピールをしています。昔はこのような
光景は、見られなかったような気がします。



こちらも力士は観客の方を向いて手拍子を取り、一緒に参加
するよう、呼びかけています。特に右側に写る北桜。ここでも
大活躍。この後、自身も甚句を披露、美声を響かせていました。

みんな真剣に甚句を歌っているというのに(笑)。土俵上
そっちのけで、ひたすら観客に手を振って喜んでいる北桜です。



この、上体をバッと仰け反らして手を広げるポーズは、今回の相撲
甚句の中で度々見られました。かつては、相撲甚句といえばすごく
オーソドックスで、歌い手を囲む力士たちは、ゆったりと立ちながら、
手拍子を挟むのみでした。それが、今では合間合間に様々な
パフォーマンス。時代は変わったものですね。拡大版はこちら

ご覧のように、歌い手をみんなで飾り立て、盛り立てるポーズ
まで登場しました。本当に相撲甚句が、エンターテインメント的な
要素を兼ね備えるようになってきたのですね。拡大版はこちら



美声に酔いしれる相撲甚句が終わった後は、触れ太鼓の
実演。その見事なばちさばきは、何度見ても素晴らしい!

いよいよ土俵入りです。まずは十両土俵入りですが、本場所と
違い、土俵入りが始まってから自分の出番待ちの間も、観客と
談笑したり、握手に応じてみたり、和やかな光景が見られます。



こちら、売り出し中の若手、把瑠都です。この時は把瑠都は十両に
下がっていたため、十両土俵入りで登場しました。観客に手を振って
挨拶。顔も笑みがたっぷりです。隣の猛虎浪ともども、ファンサービス
たっぷりですね。因みに猛虎浪はモンゴル出身ですが、先ほどの
相撲甚句の時に、周囲で拍子を付ける役の中に入っていました。
相撲甚句にも、外国人力士が溶け込んでいっています。

2007年神戸場所全景です。私は前から2列目だったので、もう手を
伸ばせば控えに座っている力士に手が届くかというくらいでした。
本場所で、あの場所の席を取ることは、恐らく無理でしょう。



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