平成28年 大相撲名古屋場所十日目(中編)


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東 方

西 方

幕内土俵入りです。左画像、北磻磨が登場。連日健闘する姿に拍手も多くなっていました。何となく、北磻磨の顔が、オリンピック女子レスリングの吉田沙保里選手に似ていると思うのは、気のせいでしょうか?右画像、土俵上、向かって一番左が輝です。


横綱白鵬、土俵入りです。前日まさかの2敗目を喫し、1場所2個目の金星献上も記録してしまっていました。


こちらも白鵬土俵入りですが、特徴である膝をうんと曲げる四股の瞬間を漸く撮影しました。 こちらは横綱日馬富士、土俵入り。幾多のピンチをかいくぐって、秋場所で在位4年に達しました。


中入り後、最初の一番は変化で決まりました。勝ったのが荒鷲、一瞬で負けてしまったのは千代翔馬です。「これはちょっと見たくなかったな~」という内容の一番、館内の雰囲気もしばし「・・・・」でしたね。 さて、この両者、画像の写りがあまり良くなくて判りにくいでしょうが、荒鷲(左)と千代翔馬(西)、大変よく似ているのです。我呼んで『平成の、どっちがどっち対決』。廻しの色まで似ているので、余計に区別が付きません(笑)。ここまで似ているのは、琴稲妻-薩洲灘以来かな?拡大版はこちら


佐田の海土俵上です。『今最も勝ち越したいナンバーワン』だった佐田の海。目下7場所連続負け越し中、3場所連続7勝8敗で迎えた、この名古屋場所でした。 この場所は初日こそ黒星だったものの、2日目から6連勝していた佐田の海。しかしこの日は蒼国来に上手く取られて敗れました。まさかこのまま6連敗して負け越すとは・・・・・。


気合いマックスの形相で相手の突きを堪えるのは北磻磨です。廻しに負けないくらい真っ赤な顔に見えますね。相手は千代鳳です。拡大版はこちら 千代鳳が巨漢を利して新入幕を圧倒しました。

堂々たる仁王立ちの輝。なかなか絵になりますね。『輪島色』の締め込みも、もうすっかり板に付きました。拡大版はこちら 相撲のほうも、大ベテランの元気者、豪風を土俵に這わせて勝利。これで星を五分に戻しました。


怪物、逸ノ城土俵上です。上位と当たらない地位にまで下がっていたこの場所、序盤の5連勝は当たり前。もう一度関脇での勝ち越しを果たしてほしいところです。 この日は新鋭、錦木との初顔の一番でしたが、これが思いがけぬ大熱戦となりました。逸ノ城の寄りを再三残し、すごい表情をしてガップリ四つに組んでいます。逸ノ城の左はどうでしょうか?拡大版はこちら


左は取っていますね。今度は錦木が寄り立てるのを逸ノ城が堪えます。左右両上手で外四つの体勢。逸ノ城も余裕はないですね。こちらも必死の表情です。 結局最後は地力が物を言って逸ノ城が勝ちましたが、いやー、力が入りました。館内大拍手です。錦木は「あーっ!」という心境で天を仰いで悔しがります。いやいや、この一番でかなりアピールになりましたぞ。


気合いが入り過ぎてタコみたいな顔になっちゃいました!こちら、千代の国です。目下4連勝中で6勝3敗と好調、3年ぶり4回目の幕内での勝ち越しが見えていたのだから当然でしょうが、いやしかし見事な表情を捕えました。拡大版はこちら この日の相手は、前日、金星を獲得して7勝2敗と絶好調の嘉風。元関脇のベテラン元気印相手に、千代の国が完勝しました。これはいよいよ、二桁も見えてきた!?と思ったら、終盤、勝ち越しは決めた後でしたが、休場してしまいました。思えば千代の国は新入幕の場所も、9勝を挙げてから途中休場し、二桁を逃しました。つくづく惜しい結果と縁が切れないですね。


さて、好調といえばこちらもそうです。圧勝したのは宝富士。上位で8勝2敗、10日目に勝ち越しは立派です。この日は格下の大翔丸が相手でしたが、上位の風格で勝ちましたね。 勝って自信満々の表情を見せる宝富士。まさに充実、マツコデラックスにも似ていますが、どことなく師匠を太らせたような顔にも見える宝富士。自信が漂っています。拡大版はこちら


注目株の一人、御嶽海の塩です。翌秋場所から大銀杏となった御岳海は、スピード出世の象徴である髷姿での本場所は、名古屋が最後となりました。拡大版はこちら 取組です。相手は地味な雰囲気ながら密かに急成長をしている正代。右差しの正代に対して、御嶽海が左から抱えています。


残り腰や圧力が強化されつつある正代。同時期に幕内に上がってきた御嶽海に対しても、内心は負けたくないでしょう。右四つ得意なので上手は左となります。その、左上手をガッチリ引いて、勝機を窺います。 土俵際!もつれたーっ、と、際どい一番を制したのは正代でした。相手に食らいついていって倒れこんだ瞬間のこの表情、普段のふんわりした表情からは想像も付かない、執念が滲んだ表情です。まさに隠れた闘志。御嶽海の足が早く土俵を割っていました。拡大版はこちら


小結に降下し、再関脇を狙ったはずが、絶不調だったのが琴勇輝です。何とここまで全敗。この日負けるとストレートで二桁黒星となるところでしたが、実力者の妙義龍相手に逆転の突き落とし。漸く初日を出しました。


この一番、翌秋場所に大旋風を巻き起こすことになる隠岐の海が、寄り切られて敗れています。相手は新関脇魁聖でした。初日早々、不戦勝で関脇デビュー。そして7日目にも不戦勝。三役で一場所不戦勝2つは、私の記憶する限りでは、平成4年名古屋場所の三杉里以来でした。ツキを活かして勝ち越しに駒を進めていた魁聖が、この日勝って6勝4敗となりました。このまま勝ち越すと予想したのですが、結果は惜しくも7勝8敗。


いよいよ大関の登場。今日は優勝候補で7勝1敗だった稀勢の里が先陣切っての登場となりました。3日目の観戦時にも撮りましたが、手をピーンと伸ばしてパチーン!と柏手を打つ、ニュースタイルちり手水です。後方、控えに座るのは勢。 塩を手に土俵に立つ稀勢の里。その表情は・・・・・、うっすら笑みを浮かべています。解説の北の富士さんも言っている、『謎の微笑み』です。この、本来土俵上で見せる表情としては有り得ないはずの『微笑み』が、稀勢の里の新しいトレードマークになりつつあります(?!)。拡大版はこちら



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