大相撲 平成28年春場所九日目[前編]


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東 方

西 方

またまた6月になってから、3月場所9日目の観戦記作成です。この日は車いす席での観戦。毎年お馴染みの人と、相撲観戦初デビューの人と、計4人で観戦しました。最初は東方十両土俵入りです。しんがりを務めるのは大砂嵐。 代わって、西方十両土俵入りです。画面中央に写るのは若手のホープ、阿武咲。拡大版はこちら


右から、石浦、北磻磨、常幸龍、輝です。やはり御当所は兵庫県出身の北磻磨に注目でしたね。 幕下上位五番の取組では、磋牙司が登場しました。私が生で見たのは久しぶりです。暫く関取から遠ざかっていますが、また十両で業師ぶりを見せてもらいたいですね。かつては幕内にも上がっています。身長が私と同じ164cm。普通の人の中でも決して高いほうではないのに、力士としては本当に小兵です。でも、そんな〝短身〟ならではの相撲で、まだまだ頑張ってほしいですね。拡大版はこちら


取組です。背中が磋牙司。対戦相手は若乃島で、こちらも関取経験者です。磋牙司は相手の脇の下に頭を付け、左を差します。しかし結局は敗れ、この場所は6連敗の後、最後の七番相撲で初日を出しました。 さあ、注目の宇良が登場して館内が沸きます。この場所が髷デビューであると共に、関取挑戦ともなった宇良。それにしてもよく上がるきれいな四股です。これだけでも印象度アップですね。 


そんきょする宇良。端正な顔立ちで、幕内上位に上がってきた暁には、遠藤に負けず劣らずの人気力士となるでしょう。ただ、解説の人も言っていましたが、逆転大技の大きな相撲が癖になって、怪我が多い力士にならない様に、その点だけは注意してもらいたいです。その上で、いざという時は、居反り然り、たすき反り然り、珍手・奇手を披露してくれればと思います。さて、この日の対戦相手ですが、生涯のライバルになる可能性もある、同年代で同じく関取挑戦の佐藤です。翌五月場所では共に十両に昇進しましたが、本名のままのほうが良さそうな宇良と、改名したほうが良さそうな佐藤(貴乃花部屋)。全勝同士の好取組です。拡大版はこちら 取組です。期待に違わず、両者粘りました。佐藤が仕掛けるも宇良は足を送り、頭を低くして残します。これからも稽古充分で、前に落ちない相撲を取ってほしいです。


まだ攻防は続きます。背中が佐藤、鼻から下が見えるのが宇良です。両者新十両を懸けているライバル同士とあって、意地と意地がぶつかり合います。宇良は懸命に相手を見ながら、ハズにあてがって前に出ようとします。その肩を押さえる佐藤です。 決まった!最後は佐藤の勝利でした。極めて重要な一番を制し、思わずドヤ顔の佐藤。宇良は無念の初黒星となりました。拡大版はこちら


口を尖らせ、悔しそうな表情で一礼する宇良。結局この一番が、事実上の幕下優勝決定戦となって、宇良は6勝1敗、佐藤は7戦全勝で幕下優勝しました。そして土俵下では、元安芸乃島の高田川審判も、何故か宇良そっくりの表情で、頬を膨らませています。 名古屋がご当地の玉飛鳥と、こちらも期待の若手、照強の対戦です。玉飛鳥は先ほどの磋牙司同様、元幕内のベテランです。土俵下では、丸ちゃんこと千代丸が控えています。


寄り倒したぁ!玉飛鳥の勝ち。思わず頭から土俵下へダイビングするような重ね餅。 ・・・・・と物言いが付きました。審判が土俵上、協議です。審判は左から浅香山(元魁皇)、高田川(元安芸乃島)、後姿が陣幕(元富士乃真)、藤島(審判長、元武双山)、式秀(元北桜)です。協議内容は、恐らく玉飛鳥の左足が先に蛇の目の砂を掃いたか(勇み足があったか)だと思います。結果は玉飛鳥の勝ちとなりました。敗れたほうの照強は、幕下3枚目という好位置で勝ち越しを懸けた一番に敗れ、結局そのまま負け越してしまいました。


土俵下に戻った高田川審判。先程もそうでしたが、頬を膨らませた表情。もしかして、癖なのかな・・・・・(^^)。さてその左、顔が半分だけ見えているのは剣翔です。 この一枚からは十両の取組です。制限時間一杯で気合いを入れる朝弁慶です。


土俵上そんきょする剣翔と、そんきょしようとする朝弁慶です。十両2場所目の剣翔と、十両3場所目の朝弁慶の対戦。 両者同体のようなショットに見えますが、勝ったのは剣翔(向こう側)で、私の記憶する限り、物言いは付かなかったと思います。


石浦-旭大星戦。廻しを叩き、気合いを入れて最後の塩に向かう旭大星と、その姿を眼光鋭く睨み付ける石浦です。拡大版はこちら おっと!石浦が手を付いた。無念の表情。かくて金色(こんじき)廻しの旭大星の勝ちです。


御当所力士、北磻磨の一番です。顔が北磻磨。手前側、対戦相手は荒鷲です。 立ち合い、北磻磨が突っかけて呼吸が合わず。待ったとなりました。


取組開始。勝負は荒鷲が勝ちました。決まり手は寄り倒しですが、このショットでは送り倒しのようにも見えますね。 行司と被っていますが、輝が土俵上です。そして師匠の高田川親方が審判で土俵下。師弟ショットをこの日も撮りました。


輝の対戦相手は、同じく長身の東龍。金銀締め込み対決は、銀色の東龍が、金色(きんいろ)の輝を倒しました。土俵外で腹這いの輝は、この日は師匠の前で白星ならず。 豪快に塩を撒くのは、角界のエンターテイナー、旭日松。


対戦相手は富士東。顔を真っ赤にさせてノド輪攻めを耐えます。拡大版はこちら しかし、勝負は押し切られました。決まり手は突き出し。富士東は駆け足で二字口に戻っているように見えます。


人気の遠藤が土俵に上がって館内沸きます。流石に十両では格が違うと言いたいところでしたが、ここまで既に3敗していました。遠藤は元々、新十両で14勝1敗で優勝して一場所で幕内に昇進していたので、十両で2敗以上するのは、この場所が初となりました。 対戦相手は自己最高位の十両2枚目で、7勝1敗と勝ち越しに王手をかけていた錦木です。自身の新入幕、そして相手が超人気力士だけに、ここで一つ勝って、注目度と新入幕濃厚、両手に花といきたいところでした。




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