平成27年 大相撲春場所十三日目(前編)


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東 方

西 方

『大通り そこのけそこのけ 力士が通る』とばかりに、悠然と道路を渡って場所入りする力士です。時に午後3時25分。この力士が誰であるかは、遠目で顔はよく判りませんでしたが、間もなく車で到着する幕内力士の付き人です。いやあしかし歩道の人だかりのすごいこと。これも相撲人気復活の象徴的光景ですかねぇ・・・・・。 歩道側から車に乗り込まんとする力士は、当場所新十両だった阿炎です。幕内力士の場所入りが進む一方で、十両力士の場所帰り。特に人気の新十両の場所帰りには、ファンの注目が集まりますよね。付き人を従えてタクシーで引き揚げ。さて、場所も終盤。もう慣れたかな?


こちらは同じ場所帰りでも、取組を終えた幕下力士の場所帰り。関取ではないのでタクシーは使えず、徒歩ですね。向かって右側の力士は、元幕内の芳東です。スロー出世の長身。長く関取を守っていた芳東も、昨年九州場所に幕下に落ちてしまいました。今年5月には38歳となり、目下幕下で4場所連続負け越し中ですが、大潮に次ぐ史上2位であろう高齢十両復帰を目指してほしいですね。 歩道の際で待機する3力士はいずれも付き人。中央に写るのは元幕内の大喜鵬で、同部屋の横綱白鵬の付き人を務めていました。車で場所入りしてくる白鵬を待ちます。


白鵬到着!周囲の空気が一瞬にして変わりました。優勝が懸かっていたこの日、気合いのこもった表情で車から降ります。このように、反対側の歩道に車を付けるパターンもある訳ですね。拡大版はこちら 大歓声が迎える中、のっしのっしと道路を横切り、会場へと入っていく白鵬。背中からもオーラが出ています。


画面上、歴代横綱の名前が書かれている門柱ですが、昨年までは、日馬富士が最新横綱でした。今年、初めて七十代鶴竜力三郎の名前が登場。昨年のこの春場所で初優勝を果たし、横綱昇進を決めたことは記憶に新しいですが、当の鶴竜はこの場所、休場していました。 さて、これより本場所観戦です。待ち合わせの友人が遅れて到着したため、中入り後2番目、勢戦からの観戦となりました。しかし丁度御当所の勢から観ることが出来たのは、良かったです。


勢の対戦相手は、丸タンこと千代丸です。御当所で勝ち越し目前で1日待っただった勢と、後がない完全幕尻で勝ち越しに王手をかけていた千代丸・・・・。 7勝同士の対戦は、千代丸に軍配が上がりました。丸タン勝ち越し。惜敗した勢は、この翌日勝ち越しを決めました。


こちらは5連勝して一気に勝ち越しを決めていた、8勝4敗の蒼国来です。結局この春場所も、豊中市内に在る宿舎には行けませんでした。朝に弱いのが致命傷ですね。私は15歳の時、蒼国来の故郷、中国内モンゴル自治区に行ったことがあります。当時蒼国来は4歳。その時の写真を本人に見てもらうのが、私のささやかな夢なのでありますが・・・・・。 対戦相手の千代鳳に後ろに付かれて送り出され、この日は蒼国来は敗れてしまいました。千代鳳は、先ほどの一番で同部屋実兄の千代丸が勝ったのを見て刺激を受けたか?これで二桁の大勝ちとなりました。


レジェンド旭天鵬。いまだ身体には張りがあり、あの平幕優勝した時と何ら変わらなく見えますが、番付は徐々に苦しくなってきている印象です。それでも連敗スタートから連勝で巻き返したり、千秋楽を待たずして幕内残留を決める白星を挙げるのはさすがです。 この日は速攻が戻ってきた再入幕北大樹に寄り切られ、7敗。北大樹は勝ち越しました。


客席に掲げられた、『道栄豪』の横断幕。それにしても、何故右読みなのでしょう? 左、旭秀鵬。右、大砂嵐。制限時間一杯の場面ですが、大砂嵐は立ち合いの前、両膝をグルンと内側に回転させて、両膝頭が付きそうな体勢になります。大砂嵐独特の所作で、これもこの力士の個性だと思いますが、何故膝を内向きにするのかな?拡大版はこちら


立ち合いから大砂嵐がのど輪で攻め立てます。旭秀鵬は下からあてがって応戦。 ピンボケ画像ですが、勝負が付いた瞬間です。大砂嵐が寄り切って勝ちました。


次の一番は苦労人、阿夢露(左)と、大ベテランとなってきた時天空の一番。相変わらず両膝に厚いサポーターを巻いた阿夢露が、絶不調の時天空を突き出しました。阿夢露は7連敗のあと4連勝して踏みとどまりました。


土俵上、チリを切る臥牙丸(左)と魁聖です。それにしても、チリを切った時の臥牙丸の両手は、まさに弓なり。後ろに高く伸ばしますねぇ。土俵入りでも思いっ切り両手を高く上げているし、とにかく手を伸ばすのがスタイルのようです。対する魁聖は両手先を頭よりやや前寄りの位置に構え、こちらのほうがスタンダードな形です。 最後の塩を撒き、土俵中央に歩み寄る臥牙丸と魁聖。


臥牙丸が体重を活かし、魁聖を土俵下まで飛ばしました。魁聖は照ノ富士に2敗目を付けてから連敗です。 さあ、平成の名寄岩、琴勇輝の登場です。取組直前に注目がピ−クに達するのも異例なら、場所中に不戦敗が1だけあるというのも異例です。


マリンブルーの締め込みも板に付いてきた琴勇輝。御当所、小豆島をPRする懸賞幕が1枚。地元での巡業みたいな光景ですね。 左側、対戦相手は元関脇の豪風です。果たして琴勇輝が三役に昇進するのはいつでしょうか?


最後の塩です。豪快に撒いて、その手の伸ばし、顔の表情も豪快です。トレードマークのもみ上げも相まって、なかなか濃い≠ニいう印象です。拡大版はこちら 相撲は一回り年上のベテランに押し出され、最後は土俵外で背中を向けてしまいました。これで負け越し。一方、豪風も連敗を6で止める白星となって、両者星は挙がらない場所でした。


代わる土俵は絶不調の松鳳山です。相変わらず強面の表情ですが、内心は歯痒さ一杯だったことでしょう。 この日も、既に9日目に負け越していた佐田の海に、力なく突き落とされてしまいました。これで13連敗。依然初日が出ず。この翌日、漸く念願の初日が出ましたが、1勝14敗。すっかり歯車が狂った場所となりました。一方佐田の海は、負け越してから6連勝で締めくくりました。


こちらは徳勝龍(顔)−栃煌山戦。押し出されて敗れたほうが徳勝龍です。奈良市からの声援が大きかった徳勝龍は、3日間待ったを食らった挙げ句、千秋楽に漸く勝ち越しを決めました。一方、栃煌山は、今場所も地味に二桁を挙げています。かつて優勝決定戦に出たことを憶えている人は、果たしてどの位いるのでしょう? さあ、楽しみな一番、逸ノ城(左)−妙義龍戦です。平幕2場所目の逸ノ城ですが、私が生観戦した3日目には2個目の金星を挙げています。前日、4連勝して勝ち越しを決めていました。一方、白鵬が金星を献上した、通算8人目の相手となったのが妙義龍。6勝6敗と、どっこいどっこいな成績でした。


懸賞の垂れ幕が5本。お馴染み、永谷園から3本で、後ろ2本がベビースター。 時間一杯。立ち合いです。共にこの場所、大関稀勢の里に土を付けています。




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