平成26年大相撲春場所十三日目(前編)


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東 方

西 方

平成26年春場所13日目です。公開時期はさらに遅くなりました(詫)。こちらは会場入口に設置された、歴代横綱の名前が書かれた入場門です。向かって左上、『七十代 モンゴル 日馬富士公平』が最新横綱になっておりますが、この場所後に新横綱鶴竜が誕生し、来年からはこの横に、『七十一代 モンゴル 鶴竜力三郎』と加筆されることになります。それにしても、その後ろ(画面前方)の道を通過しているトラックの側面は、巨大な壁画のようですね。拡大版はこちら 御当所力士、勢の場所入りで入り待ちの客が盛り上がります。イケメン、さっそうと登場ですが、右額には依然、大きな絆創膏が。


写真写りが良く、ファンサービスもいい臥牙丸。今場所もバッチリ撮れました。それにしても、かつてのハワイ勢を思い出させる巨漢、エンジ色がなかなかよく似合っていますねぇ。拡大版はこちら やっぱりこの人が登場するとファンの反応が違います。大関・稀勢の里。大関になって春場所は9勝、10勝、9勝とあまり成績がよくありませんが、果たして来年の春はどういう立場でやってくるのか?時に大関在位14場所目でした。


これより3日前の十日目の観戦の時、一番良いショットを写せた千代丸。この日は俯き加減で絵的には今一の出来でしたが、こげ茶色の着物がよく似合っています。 こちらも俯き加減。雨がひどくて地面が滑りやすくなっていたので、しょうがないですね。ブラジル出身で日系三世の魁聖です。


いつも写真写りがいい玉鷲が登場して、今場所も満足に撮れました。しゃがんで撮っていたため、顔を下から見上げる格好。身長189cmの長身ぶりがよく映えている・・・・・かな?拡大版はこちら 時々、勢と間違えそうになる隠岐の海場所入りです。この場所は、額に絆創膏があるかないかで区別出来ました(笑)。2場所連続14勝1敗だった鶴竜に、両場所土を付けたという珍記録の持ち主。その後、番付は下がる一方ですが、横綱昇進後の鶴竜と対戦した暁には、対戦3連勝を果たすのか?


この場所、11日目に勝ち越しを決め、三役昇進に望みをつないでいた千代鳳。紺と朱色のコントラストに赤の雪駄が、色白の肌との何とも言えないコントラストを演出しています。顔がややハッキリ写らなかったのは残念でした。この翌場所、ライバル遠藤に先んじて三役入りを果たしました。 さて、この人が登場した時も、入り待ちのファンは大歓声となりました。大関・琴奨菊です。和製大関ということで日本人から期待されている面は勿論ありますが、それより何よりこの場所はここまで6勝6敗で、この日は全勝の横綱・白鵬戦だったのです。ファンもそのことをよく知っており、「おーい、頑張らな負け越すぞー!」と辛口の声援が飛んでいました。本人も、己の置かれた状況は先刻承知。それだけに、険しい顔をしています。玉鷲と同じぐらいバッチリと写せましたね。拡大版はこちら


レジェンド、旭天鵬です。雪色の着物がまた渋くていいですね。去る2月の冬季オリンピックの葛西選手が切っ掛けで、どうやら旭天鵬はこの呼び名が定着しそうです。初土俵から23度目の春場所。来年、満40歳で迎える24年ぶりの春場所が、もし三役だったらスゴイ。 最初見た時は、「ん?このオッサン誰や?」と思いましたが(笑)、料理人の神田川敏郎でありました。力士の入り待ちをしていた人々も、思わず「あーっ!」という感じで視線を送っていましたね。有名人の観戦は珍しくない大相撲本場所ですが、入り待ちの段階で撮影したのは初めて?


さあ、注目株ナンバーワンの遠藤が場所入りです。登場した瞬間、空気が変わり、期待度の高さを肌で感じました。本人も幕内上位を経験し、少し雰囲気が出てきましたね。ほんの数秒でしたが、あの空気の変わりようは凄かった。かつて若貴が場所入りした時も空気は一変したでしょうが、こんなもんではなかったでしょうね。遠藤、やはりピンク調のカラーがお好きなよう。十日目観戦記でもこそ〜っと(ちょっと分からんように)書きましたが、遠藤改め藤乃翔とはならないですかね?まあ、飽くまでも藤乃翔(『藤』=遠藤から、『翔』=大翔山=師匠の四股名から)は、私の妄想上の四股名ということで(笑)。 地味な綱盗り力士らしく、至って地味に大人しい雰囲気で登場した鶴竜です。優勝と横綱のダブル栄冠を手にするまで、マジック3でした。それにしても、およそ昇進が懸かった場所とは感じられない、或る意味『平常心』でしたね。前日は全勝の日馬富士にも土を付けた鶴竜は、この物静かさを武器に、ワンチャンスでダブル栄誉に輝きました。そう言えば、鶴竜はネット上ではその顔立ちから、『ワンワン』というニックネームが付いていますが、ワンワン→ワンちゃん→それだけにワンチャンス・・・・・もうええか。拡大版はこちら


鶴竜とよく似た色の着物で場所入りしてきたのは、横綱・日馬富士です。自身が最新の横綱である最後の場所。ここは一つ、優勝して鶴竜に意地を見せたいところでした。この時11勝1敗。休場明けということは完全に忘れさせるような、本来の日馬富士の土俵でした。それもあってでしょうが、やはり鶴竜の時とは違う空気が生まれます。 場所入り結びの一番、白鵬登場です。やっぱりみんな、最後はこの人を待っているわけです。第一人者、大横綱、金字塔、この横綱を表現する言葉はどれも最上段です。何だかんだ言って、やはりこの横綱を超える実力者は遠く出てきませんね。今回、写り的には失敗に終わりました。


ここからは取組の画像です。最初は十両明瀬山と、元小結のベテラン時天空との対戦。顔が見えているのが明瀬山です。2年前のこの春場所では、立ち合いから蹴手繰りの奇襲で大関・稀勢の里を破ったこともある時天空。この場所は十両に落ちていましたが、目下8連勝中でした。二本差している時天空に対して、両腕を抱えて極めようとしている明瀬山。勝負は明瀬山が勝ちました。 歓声高まる中、全勝の豊真将が土俵上、塩を撒きます。依然、全勝をキープ。6年前の春場所、把瑠都が成し遂げて以来の、十両全勝優勝へ期待が膨らんでいました。因みに、把瑠都はその翌場所(平成18年夏場所)、新入幕を果たしましたが、この時同時に新入幕を果たし、しかも新入幕同士で初日把瑠都と対戦したのが、この豊真将です。


正面から観ている故に、背中からの撮影になりましたが、豊真将の、最後の塩を取る前、右手を胸の前でクロスさせて気合いを入れる仕草です。この仕草に好感を覚えるファンもいるとか。何にせよ、礼儀正しさ随一の豊真将は、好感度は常にベスト3に入るでしょうね。 豊真将、寄り倒しで勝って13連勝。相手は翌場所新入幕で敢闘賞を獲得することになる、佐田の海でした。師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)が見つめる横での勝利。そして親方の横で土俵上を指さしながら語り、まるで審判と会話しているように見えるのは、先ほど場所入りの時に見た神田川敏郎です。


東方幕の内土俵入りであります。先頭をゆくのは貴乃花部屋の貴ノ岩。西の15枚目ですが、この日は幕尻格(?!)での登場です。それにしても、思い起こせば丁度10年前、平成16年の春場所が、貴乃花部屋としての最初の本場所であったわけで、その時、まだ現役だった貴ノ浪が、『貴乃花部屋』とアナウンスされていました。貴ノ浪は翌場所引退。それ以来丸10年ぶりの、貴乃花部屋幕内力士誕生の年に、今年はなりました。 ホープ、千代鳳が土俵上です。千代丸との兄弟テレビ出演で、人気も上昇したことでしょう。師匠とは好対照な鮟鱇型の身体を活かして、千代丸ともども出世してもらいたいです。


右から、隠岐の海、遠藤、豊ノ島、豪栄道です。遠藤のザンバラ髪を、この時もみんなバシバシ撮影していたでしょうね。拡大版はこちら 舛ノ山登場です。真ん丸で童顔の舛ノ山も人気は高い。勿論、身体のハンディを抱えながら頑張る姿も人気の源です。


さて、前回十日目の観戦の時は、休場して姿を見られなかった大砂嵐が登場しました。前日から再出場しており、これで勝ち越しは堅いかと思われましたが・・・・・。化粧廻しは日本とエジプト、両国の国旗を交差させたもの。海外出身ならではです。拡大版はこちら 左から、照ノ富士、大砂嵐、佐田の富士、舛ノ山。およそスケールの大きい怪力力士か、巨漢の鮟鱇型の力士が並びました。とにかく今日は大砂嵐の姿を収めることも目的でしたから、先ずは土俵入りできれいに撮れて良かったです。


横綱・白鵬土俵入りであります。露払い・太刀持ちが被らず、きれいに土俵入りの姿を撮れるのはやはり東方であります。これはせり上がりの前、最初に両手を広げる場面ですが、白鵬バージョンで両肘はくの字に曲げ、それでいて手首から先は腕に対してまたくの字に(外側に)曲がる格好となっています。どうも私は、土俵入りで腕がクッと曲がる格好があまり好きではないみたいで、このポーズも、私個人の中ではあまり受け入れているほうではありません。 左手を腰に、右手を水平に伸ばす場面。この時は右腕がピーンと指先まで伸びきっており、腰に添えている左手も、指先がしっかり真っ直ぐ伸びているので、非常に好きな格好です。これぞカッコいい土俵入り、という感じ。拡大版はこちら


不知火型のせり上がりです。両手を広げ、攻めの姿勢の強さを表すとされるこの形ですが、やはり最初の腰をグッと割った瞬間は、その体勢ゆえ、顔が下を向いてしまうのがカメラ泣かせなところです。特に私は溜まり席から観るわけでもなく、イス席の上のほうから観るので、顔がよほど前を向いてくれないと、誰の土俵入りか判らないようなショットしか撮れないのです。そういう意味でも、やはり雲竜型好みなのかな?この一枚でも、辛うじて顔が判る瞬間にシャッターを押した時は、少し腰高な体勢にまで身体が起きています。拡大版はこちら せり上がりの後、手のひらを上に反す直前。この時も、肘が真っ直ぐ伸びているのが私の好みなので、白鵬スタイルで、やや肘が曲がったこの格好(手のひらを反すと同時に肘が伸びる)は、ちょっと贔屓からは逸れるかな?と。それにしてもこの瞬間も顔がやや下を向いていますね。この時は真っ直ぐ前を向いているほうがいいな。




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