大相撲 平成22年春場所十日目 前編


※右側(西方)の画像をクリックすると、一つ下(次の段)の画像にジャンプします。


東 方

西 方


昨年は1度しか観戦に行けなかった大阪場所ですが、今年は通常
通り(?)2回行けました。ただし今までと違ったのは、今年は初めて、
2回とも人と一緒に行ったという事です。この日は相撲ファン仲間2人
と、計3人で観戦しました。初日とは違う顔ぶれですが、仕事で付き
合いが長い人です。このように、一緒に観戦に行く仲間が増えたという
のは、大変嬉しい事です。その分楽しみが増えるし、お互い情報交換
をしたり、今撮った画像を見せ合いしたりしながら観戦出来ます。この
日は、先ずは場所入りする力士の出迎え撮影≠楽しみました。
雨天の中でしたが、大勢のファンがいました。画像は春日王です。

続いて猛虎浪です。何となく、顔付きが貴ノ浪に似ていると思うのは
私だけでしょうか?それにしても、さすがは天下の幕内の関取衆、
VIP待遇よろしく、左右から丁重に誘導員に案内の手を差し伸べら
れていますね。雨合羽を着てのお仕事、お疲れさまです。



さてさて、人気の高見盛登場です。あの土俵上のテンションが嘘の
ような、至って静かな場所入り。・・・・・というか、足が滑るのを気に
し過ぎて、終始顔は足元を注視しています。案内員も、『あ、こっち
に進んで下さいね。左手の方向へどうぞ。』と気遣いながら案内しま
す。あまりに下ばかり向いてロボ関・・・・いや、タカミサカリ関、前方
不注意ですよ(笑)。周囲の大歓声にも当人無反応・・・・・でした。

若手のホープ、栃煌山の登場です。しかしどうも泣かず飛ばずと
いうか・・・・・、飛躍しかねていますねぇ。いつ大化けする??



これはなかなか、颯爽と登場して、キマッていますねぇ。岩木山です。
何か力士というよりは、ちょっと違う姿に見えたりもする(?!)。元
高校職員兼相撲部コーチだけあって、現役力士というよりは、指導者
である親方≠フ雰囲気・・・・・。拡大版はこちら

元祖グルジア力士。黒海の登場です。手前を付き人がゆきます。
グルジア出身の関取も複数になり、黒海もいつしか元祖′トば
われする存在となりました。この黒海、何年か前の春場所の場所
入りでは、体育館に入ってから通路にいたファンに握手を求められ、
真剣勝負前だったにもかかわらず、ニコやかに握手に応じていた
姿が、今でも大変印象に残っています。ファンを大事にしますね。



なんか早いテンポで歩いている様に見えるこの力士は、豪風です。
この少し前は、同胞の嘉風も場所入りしました。しかし、私のすぐ
目の前を横切った嘉風は、あまりの至近距離故に(←言い訳)撮影
し損ねてしまいました。いつも仲良く番付が近い尾車の風コンビは、
この場所は成績も揃って5勝10敗。かくて夏場所も番付は1枚
違いで並んだのでした。そして共に勝ち越し。

悪天候だったのはともかくとして、歩いていく場所入り力士をきれい
に撮るのは難しいものです。そんな中、なかなか上手く撮れたなと
思ったのが、この一枚です。“モデル”は玉鷲。モンゴル出身ですが、
下の名前が、あのイチロー選手と同じ『一朗』です。拡大版はこちら



案内員が私に対して、「ハイ、この方を撮るのは危険なので、遠慮
願います。」と、手で制しています・・・・・なわけ無い!意味の解らん
冗談はスルーするとして、実力者豊ノ島の場所入りです。この場所
は、自己最高位の関脇に返り咲いていました。ケガから立ち直り、
再び関脇の地位を射止めた春場所でしたが、惜しくも負け越し。

こちらも春場所は何と1勝止まりと、絶不調だった阿覧です。この
時点で初日から9連敗と、トンネル真っ只中でしたが、先ほど登場
した玉鷲を破って、この日、漸く初日を出しました。その後はまた
トンネル街道でしたが、鬱憤を晴らして夏場所では何と12勝!



さて、こうして場所入り力士の待ち構え≠、寒さにも負けずに
おこなっていた私たち。最大のお目当てはやはりこの人。当代最強
力士にして求道者≠ナもある、横綱・白鵬です。通りに停まった
車のドアが開き、力士が降りてくるなり周囲がざわめきました。他の
力士よりも多い3人の付き人が付き、傘まで差されている、その人
こそ、第一人者横綱・白鵬です。最強力士独特のオーラを漂わせな
がら、ゆったりとした歩調で場所入りします。いや〜、しかし何か
ものすごい緊張感が漂ってきましたねぇ。すごい!!

泰然自若そのままの様子で、歩みを進める白鵬を、私は夢中で
撮影し続けました。決して上手くは写せませんでしたが、やはりすぐ
目の前を通り過ぎて行った時の興奮は強烈に印象に残りました。
この場所、全力士がファンが待ち構える正面玄関からの場所入り
をおこなったのですが、そうする様に提案したのは、この白鵬でし
た。朝青龍の引退で盛り上がりに穴が空き、客入りの低下を懸念
した横綱が、せめてものファンサービスとして実行したのでした。
この歓声に、横綱は内心、満足していたかどうか・・・・・?



白鵬の場所入りを見送った私たちは、まだ大関陣が場所入りして
いませんでしたが、寒さもあって、館内に入り、観客席に着きました。
横綱が大関よりも早く場所入りをするのは、綱を締める時間が必要
だからです。さて、この日はいす席観戦でしたが、最前列(通路の向こ
うはマス席)で、なかなか見やすい好い席でした。初めて観戦に訪れ
た友人2人も満足してくれていました。さて、土俵上は東(左)安壮富
士、西(右)徳真鵬で、十両の取組です。安壮富士は、かつて弟の安
美錦とともに兄弟幕内を張った力士。『幕内初勝ち越し』を未完の夢
に終わらせないためにも、夢の再入幕を実現させたいものですが、現
実にはその後、幕下に落ちたりと、苦労を強いられています。この
場所は、弟が8場所ぶりに三役で勝ち越した一方で、7勝8敗。

安壮富士、この日は寄り倒して勝ちました。負け越したのは、
出だしの1勝5敗が響いたと言えます。番付は東十両4枚目。



大関・魁皇が37歳で頑張っている中、十両の鉄人がこの土佐ノ海。
この時38歳。関取最年長です。馬力の衰えはいかんともし難く、
再入幕は非常に厳しい状態ですが、気力でひたむきにぶつかって
いくその姿には頭が下がります。

この日も新十両の佐田の富士相手に勝ち、格の違いを見せつけ
ました。三役を20場所も務めた元大関候補。新十両にはまだ負け
られん!ベテランの味で連敗を4で止めました。



海鵬(左)−将司(右)の一番です。勝負は大ベテランで私と同い年
の海鵬が勝ちましたが、場所を通じての海鵬の成績は4勝11敗。
夏場所も関取最下位で2勝13敗と大きく負け越し、かつて2度にわた
って武蔵丸(大関・横綱時代各1回)を破った相撲巧者も、幕下落ち
を余儀なくされることになりました。

こちらは『平成の七不思議力士』の一人だと私が思っている、翔天狼
です。何がそんなに不思議かというと、とにかく強いのか弱いのかサッ
パリ解らない。というのも、初顔で横綱・白鵬を破るという大殊勲の星
を挙げながら、その場所は2勝13敗。翌々場所も3勝12敗で一気に
十両に落ちてしまったからです。新十両から2場所連続で優勝。入幕
3場所目では敢闘賞に輝いているだけに、この『究極のエレベーター
力士』誕生の原因やいかに?といった感じです。或いはケガがあるの
かも知れませんが、それにしてもこの激しい番付の乱高下は、かつて
の大錦(現山科親方)を連想させるものがあります。



前の画像で出てきた翔天狼との再戦を、誰よりも待ち望んでいるかも
知れない横綱・白鵬の土俵入りです(←長い前置き)。この立ち姿に
戦前の背景をコラージュさせたらピッタリ似合うのではないかと思う程
、古き良き♂。綱の風格を漂わす様になりました。まさに錦絵にす
るにふさわしい姿。全盛期の充実感たっぷりです。拡大版はこちら

不知火型のせり上りです。この状態の時が、顔はよく見えませんが、
不知火型を表す、綱の2つの輪っかがよく見えます。本当に最高の
肌ツヤをしていますね。朝青龍が引退して一人横綱となったこの場所
もここまで無傷。土俵入りに不知火型しか登場しないという光景にも、
もう慣れてきました。拡大版はこちら



両手を広げたせり上りです。白鵬が心酔する双葉山や輪島、それに
目標とする貴乃花や大鵬がいずれも雲竜型である事から、私は一度、
白鵬の雲竜型の土俵入りも見てみたいという気持ちもあります。面
差しが何となく、昇進時に土俵入りの指導をした旭富士(伊勢ヶ浜親
方)に似ているというのが、不知火型が似合うと思う理由でしょうか?
最終的には全勝優勝し、翌場所も連続全勝する白鵬の、迫力に満ち
たせり上りです。拡大版はこちら

最後の四股です。もっと高らかと足が上がった瞬間を捕えたかった
ですが、一瞬シャッターが遅れました。



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