平成十九年大相撲名古屋場所九日目(前編)


※右側(西方)の画像をクリックすると、一つ下(次の段)の画像にジャンプします。


東 方

西 方


4年連続4回目となった名古屋場所観戦。この場所は何といっても、
新横綱白鵬の登場が、大きな目玉でした。そして地元力士、琴光喜の
大関盗りも。この画像、いつもの、のぼりの画像に見えますが、白鵬の
のぼりには、右横に『第六十九代横綱』と書かれています。これは
新横綱の時にこのように書かれるのでしょうかね?私もこういう併記は
初めて見ましたが、場所の時期を特定出来るものになったと思います。

会場入口付近。ちょうど画面左側に相撲茶屋が並び、そこを通って
右側に見える体育館に入口へと向かいます。いつもと違う角度から
撮影してみました。この日も暑かったです!



私の観戦席から周囲を撮影です。名古屋場所では、桝席に
『ツインボックス』というのがあり、これは2人分の席を取ることで観戦
出来るものです。通常の桝席だと4人単位なので、1人で行く人に
とっては、ツインボックスは有難いサービスです。席の前には机も
置かれ、なかなか観戦しやすいようになっていました。

テレビでも度々紹介されていましたが、今年の名古屋場所は、
開催50周年の記念の場所でした。そのため館内で入口付近には、
かつて使用されていた、氷柱の模型や酸素ガスボンベが展示されて
いました。その上の写真の左側に、氷柱で涼む当時の様子が写って
いますね。それにしても、氷柱は最初、もっと大きい物をイメージして
いました。一度、体験してみたかったですね。拡大版はこちら



氷柱の隣に展示されてあった、戦前の、『準場所』時代の
名古屋場所の板番付です。本場所になる前も、『準場所』
として、名古屋での相撲興行は行われていました。

『大相撲名古屋場所50年 映像&写真パネル展』と書かれた
張り紙。私はこれを見た瞬間、『名古屋場所50年』という文字にのみ
反応して画像に収めました。そして、『映像&写真パネル展』という
情報が、まるで目に入らなかったのです。ひたすら、氷柱と酸素ガス
のみに気を取られており、私はしばらくここにたたずんだ後、観戦席に
戻りました。かくて、写真展を見損ねるという大失態を演じたのでした。


★☆私が写真パネル展に行くのを忘れてしまったため、当サイトをご覧の相撲ファンの方から、写真パネル展の模様を記録した画像を提供していただきました。提供して下さったのは、maoさんと、まこさん、それにリンクサイトのぴぃちゃんの3人です。この場を借りて、心より深くお礼申し上げます。本当に有難うございました。それでは、いただいた画像を、こちらのページにて展示いたします。どうぞご覧下さい。



さて、ここからは本場所観戦に移ります。最初は十両土俵入り。
この時はちょうど、岩木山が土俵に上がるとこで、惜しくも十両に
下がっていた岩木山が大人気でした。また、正面右側の霜鳥は、
霜鳳(しもおおとり)と四股名を改めており、これも注目されていました。

同じく十両土俵入り。右から2番目は、返り十両の若麒麟です。
地元に近い、川西市の出身のこの若麒麟は、これまでに何回か
画像に収めましたが、関取での姿は初めてでした。



幕下上位五番の取組。元十両、高田川部屋の大雷堂です。
十両での姿を収めた事もあるだけに、再十両が望まれますね。

土俵下、控えで待つ、宮城野部屋の光法です。今でこそ幕下ですが、
関取としては白鵬の大先輩にあたります。私と同い年で誕生日も
一月違い。今やすっかりベテラン。それだけに応援したくなりますね。
因みに光法は、引退した元幕内・五城楼と生年月日が全く同じです。



土俵上の光法です。この日は若天狼との対戦でしたが、
みごとに勝ちました。ガンバレ、同い年。

こちらは元幕内の栃栄です。この力士もいつの間にか幕下に
下がっていたのですね。勝負も敗れてしまいました。
ケガが多い苦労人、もう一度、幕の内での姿を見たいです。



毎度おなじみ(?)。片山の四股です。相変わらずの美しい四股。
この場所、ここまで6連敗中と苦しい状況だったのですが、
後半戦に入って今一度気持ちを切り替え、安壮富士と対戦します。

そして見事に勝利。館内のお客さんも状況はよく分かっていまして、
大きな拍手が沸き起こりました。1週間ぶりの勝ち名乗りを受ける
片山。連敗を止め、ようやくトンネルから脱出しました。



さて、どうも横からの姿ばかりで分かりにくいですけど、私の地元、
大阪府出身の豪栄道です。ここまで6勝2敗。入幕も狙える
位置に来て、ますます気合いが入っているようでした。

続いて豪栄道。この日は琉鵬との一番で、立ち合い当たった
瞬間です。前日は敗れていたのですが、この日は勝って、これで
7勝2敗、勝ち越しに王手。結局12勝の大勝ちを果たし、翌場所
新入幕を果たしました。そしていきなり優勝争いに加わる
大活躍をして株を上げたのは、周知のとおりです。



東から豊桜、西から白乃波です。いつも小気味のいい相撲を取る
豊桜。名古屋で豊桜と言えば、やはりこれより3年前、12勝3敗の
大勝ちを果たして、当場所ただ1人の三賞に輝いた事を思い出します。

仕切る豊桜。十両と幕内のエレベーター力士ですが、
もう一度幕内に定着してほしいです。この画像はなかなか
きれいに撮れたので、拡大版をこちらに用意しました。



豊桜が動き勝って、これで4勝5敗。依然黒星先行でしたが、
千秋楽、勝ち越しを決めました。

さあ、注目の若麒麟が土俵に上がりました。バッチリ画像に
収めようと思いつつ、結局はうまく撮れなくてすみません。
再十両でなかなかの好成績。下に落ちている間に、しっかりと
力を蓄えてきて、これからいざ全開か?と期待されます。
これまでより、表情にも自信が表れているように見えました。
近くの川西市出身。地元での注目度や、いかに?



若麒麟、立ち合いです。相手はこちらも注目されている若ノ鵬
ですが、終始攻勢。ガンガン突っ張っていきます。

そのまま快勝して、これで6勝3敗。新十両以来の十両での
勝ち越しも見えてきました。勝ち名乗りを受ける若麒麟ですが、
結局10番と、二桁勝ったのだから立派です。



これは勝負が着いた瞬間、旭天鵬−十文字戦です。土俵外に
立っているほうが旭天鵬で、十文字より明らかに外側に出て
おりますが、勝ったのは旭天鵬です。前場所、出場停止処分となり、
この場所、十両に落ちていた旭天鵬。しかし、やはり十両では
段違いの実力者。当然のように、優勝争いのトップを走っていました。
この、辛い出場停止処分の体験が、まさかこの場所後、すぐに
横綱・朝青龍へのアドバイスという形で役に立つ事になるとは・・・・。

こちらは霜鳳です。先ほど、十両土俵入りの時にも述べましたが、
この場所から改名し、出番が来て館内アナウンスで改めて四股名が
紹介された時も、私の周りの観客は「しもおおとり≠竅B」と繰り
返していました。因みに締め込みも、平成2年夏場所頃の栃乃和歌を
思い出さすような、渋い銀ねずみ色となっています。



十両最後の一番は、岩木山と大真鶴です。岩木山は前場所、
あと一番が及ばず、惜しくも十両に下がってしまいました。番付は
東十両筆頭です。本人は相当悔しかったということで、この場所、
仕切りを見ていても、相当気合いを表に出した表情に見えました。

前日は敗れていた岩木山でしたが、この日は最後、自らも膝を
付いてしまったものの、パワーで大真鶴を破りました。



幕内土俵入りです。奇数日ですので東方から。先頭の皇司を、
この場所も応援していました。この場所、実にラッキーな幕内残留を
果たしていた皇司。このツキを生かして、是が非でも勝ち越して
もらいたかったのですが、結果は・・・・・。

「関脇・琴光喜、愛知県出身、佐渡ヶ嶽部屋」というアナウンスと
共に、琴光喜が土俵に上がるところです。十分予想はしていましたが、
そりゃあ館内ものすごい沸きようでした。大きな声援と、カメラの
フラッシュの嵐。何せ2年前は同じ大関盗りで惨敗したこの名古屋で、
今度こそはファンの期待を裏切らない8戦全勝だったのですから。
中日勝ち越しも5年半ぶり2度目。期待は高まる一方です。



かわって西方幕の内土俵入りです。先頭の2人、玉春日、土佐ノ海は、
ともに35歳の大ベテラン。特に玉春日のほうが、しぶとく持ち味を
発揮している印象を受けています。一方の土佐ノ海は、12年前の
この名古屋が新入幕。思い出しますねぇ、前頭7枚目で、いきなり初日、
大関・若乃花に充てられた幕内デビュー戦を・・・・・。一回り経ちました。

この画像、「人気者、北桜を写したかった。」と言ったら、
「ああ、なるほど。」と誰もが納得するでしょうね。しかし実はもう一つ、
密かに目的があったのです。それは何か?ヒントはお隣の、『夢』と
書いた化粧回しをしている力士です。「ハハ〜ン。」とピンと来た方
も、おられるでしょうね。思わずプッと吹き出しちゃった、というのなら、
大正解(笑)!というわけで、拡大版画像もご覧下さい。



西方幕内の最後、しんがりを務める、ひいきの千代大海を収めました。
前日は琴欧洲相手に、あわやという際どい相撲で勝ちました。
3勝4敗と黒星先行で迎えた、しかも元気な時でも分の悪い琴欧洲が
相手だっただけに、本当に内心大ピンチだったと思いますが、ああいう
際どい相撲をものにして五分の星に戻したというのは、本当に大きか
ったと思います。少しホッとした顔に見えるのは気のせい???逆に
琴欧洲は、何となく「あ〜やれやれ」と、力が抜けた様に見える・・・・?

さあ・・・・、横綱・朝青龍土俵入りです。今、この時期(秋場所進行中)
に朝青龍の画像を載せる事に、言葉では表せない様な、複雑なものを
感じます。本当なら秋場所も、そして九州場所も、普通に皆勤していた
事でしょう。何しろ、休場が少ないのも大きな特徴の横綱でしたから。
しかし出場停止処分。もともと朝青龍をひいきの一人にしていた私。
いろいろ言われていますが、やはり土俵に帰ってきて、あの鬼より強い
横綱相撲を見たいです。横綱も、ファンの存在に意識を向けろ・・・・!



この日の朝青龍土俵入りの中で、最もきれいに撮れた一枚。
まだまだこれからも、この横綱の土俵入りを画像に収めたいと、
ファンでもあり、どちらかというと雲竜型が好きな私は、
願っております。拡大版はこちら

朝青龍土俵入り、3枚目。結論から言って、大切な巡業を休んでいる
身で、実際にサッカーをやってしまったというのは、一言説明の上、
謝罪する必要はあると思っています。『疲労骨折』と聞いて、しかも
それが腰で、私も相当深刻なのでは?と心配していましたから。横に
なったり起き上がったり、立ったり座ったりという動作は出来るのかな?
痛みはどんだけひどいのかな?と心配していました。私自身も、腰と
いう事で言えば、ギックリ腰の経験があり、その痛みもこれまた地獄の
ようなものがありましたので、ましてや腰を『骨折』というと、どれ位の
痛さとしんどさがあるのだろう?と真面目に案じていました。そこへ、あの
サッカーの映像です。「思ったより元気そうだ。」という印象を受けたのは
ともかくとして、何か心配損だったな、という思いもぬぐえませんでした。
巡業に帯同してファンのサインに応じるだけでも、手形を押すだけでも、
ある程度良くなってきたら土俵入りだけやるでも、本来の仕事を果たす
方法はあったと思うので、やはり今回の処分は止む無し、と思います。
ガンガン積み上げていた記録に対する興味も失せず、従って謹慎が
解けたら横綱、また土表に戻ってきて下さいね。期待しています。



さあて、いよいよお待ちかね、新横綱・白鵬、土俵入りであります。
本当に私にとっても久しぶりに、2人の横綱の土俵入りを見ることに
なりました。巡業も含めると、平成15年10月の神戸巡業以来と
なりますが、本場所となると、平成12年春場所、あの、貴闘力が
涙の幕尻優勝を遂げた場所以来、7年4ヶ月ぶりとなります。そして
不知火型の土俵入りを生で見るのは、初めての事となりますね。
だから大いに興味がありました。白鵬、思ったより大分遅い横綱
デビューでしたが、一度は不運な見送り方をされながらも、しっかりと
その座を射止めたのは、土俵入りの指導をしていた旭富士のようで
もあり、また顔が似ている(と私が思う)貴乃花のようでもあります。
不知火型の綱の、輪っかが2つあるのがよく見えますね。

拍手を打つところ。何か一瞬、顔が輪島に似ているようにも
見えたのは、気のせいでしょうか?とにかく新横綱とは思えない、
堂々たるゆったりとした土俵入りでした。そして入門当時、
僅か体重68kgだったというのも、本当に信じられない・・・・・。



右手を広げたところ。新横綱を本場所で見るのは、前代の朝青龍
以来、2人目ということになります。拡大版はこちら

さあ!不知火型のせり上がりです。両手をしっかり広げて、
鷲のごとく迫力のある土俵入りです。白鵬には、この型が似合うなと
感じました。夢中でカメラのシャッターを押していましたが、結局
期待していたほどの写りの物は撮れませんでした。そして、席の
位置的に、左手の先が露払い(龍皇)に隠れているのも、
ちょっぴり残念。拡大版はこちら



せり上がりが終わったところです。緊張と興奮の『土俵入り撮影
タイム』は、アッという間に終わっていきました。

そして中入り後の取り組みが始まりました。最初は、大ベテラン
同士、皇司−玉春日の一番です。なかなか味わい深い対戦。
両者の年齢を合わせると71歳です。


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