平成十九年大相撲春場所 −千秋楽− (前編)


※右側(西方)の画像をクリックすると、一つ下(次の段)の画像にジャンプします。


東 方

西 方


今回、初めて実現した『一場所二回観戦』。大相撲春場所千秋楽、
10日目に続いて、私は会場に赴きました。そしてまさに館内に入ろうと
した時、ちょうど横を、この場所大活躍のホープ、豊真将が通り過ぎて
いきました。好成績も手伝って、極めて爽やかな表情でしたね。

さあ、千秋楽。先ず持って私の前に登場したのは、御当所大阪市内
出身の千代天山です。幕下で、ひょうひょうと取り続けていました。
大関・千代大海の兄弟子。千代大海が初優勝をしたその場所、新入幕
で敢闘賞を受賞。その後、雅山と勢いを二分する活躍を見せました。
横綱・武蔵丸に2連勝した実績も持つ千代天山。しぶとく大関の
牙城を守り続ける弟弟子に刺激されて、たとえ一場所でも幕内に
返り咲いてもらいたいですね。拡大版はこちら



仕切る千代天山。思えば十両時代の姿をカメラに収めた事も
ありました。この日は結局黒星・・・・・。

通算10回目となった御当所・大阪場所観戦のこの日は、土俵から
しばし目線を会場入口付近に向け、場所入りする力士や、チケット切り
などの業務に従事する親方衆の姿を追ってみようと思いました。
この画像、奥の方で、誰かが談笑していますねぇ。そう、TV解説で
おなじみの、元大関・琴風、尾車親方です。このように、実に身近に
『名解説者』の姿を拝むことも出来るわけなのですが・・・・・。
なんだか盗撮のようにも見えてしまうでしょうかね???



場所入りする小結・時天空です。前の人のカメラがフラッシュを
焚いていたために、バッチリ明るく写りました。この場所、初日に
朝青龍を破り、館内を一発目ざぶとんのるつぼと化せた新小結。
7勝7敗で迎えていただけに、表情からは緊張感が見て取れます。

ピンボケ画像ですが、場所入りする土佐ノ海です。すっかり大ベテラン
となった土佐ノ海。幕内残留が危うい5勝9敗の成績でした。横を
子どもたちも「お!」という顔をして駆けていますね。土佐関、実に渋い
エンジ色の着物を身にまとっています。



これまた写りが悪いですけど(歩いてゆく人を撮るのは難しい!)、
場所入りする出島です。出島も時天空と同じく7勝7敗でした。
かつて大関時代は、最高成績が一度の11勝4敗。それを記録
したのが、7年前のこの大阪でした。

こちらは館内1階の通路です。画面左端部分には、モニターテレビが
2台置かれていまして、1台は前日のハイライトを、そしてもう1台では
実況放送を、それぞれ流していました。画面右側の手前、眼鏡をかけた
白髪の人が、モニターテレビをじっと見ています。この人こそ、この日
2度目の賜杯を手にした大関・白鵬の前師匠、熊ヶ谷親方です。
愛弟子の結果が、この時点では気になって仕方なかった事でしょう。



さあ、なんともシャレた色柄の着物を着て登場したのは、黒海です。
この場所、二桁勝ち星の好成績でした。いや〜、それにしても、
バッチリきまっていますね。この黒海、ファンから手を差し伸べられると、
ニコやかに握手に応じており、真剣勝負を前にしていても、なかなか
フレンドリーな力士なのだと感じ入りました。

こちらは館内入口を、入ってすぐの階段の上から撮影したもの。
ひいき力士の場所入り姿を画像ゲットしようと、大勢のファンが
待ち構えています。さながら『入り(いり)の花道』のようですね。



ぼちぼち取り組みの方に戻ろうと思い、館内に向かいました。
そして、仕切っていたのは人気の北桜。まだまだ再入幕も果たして
くれると信じたい、『不老の闘魂』。最後の塩を撒いた後の、
ひざを曲げるポーズを披露します。

千秋楽の相手は光龍でした。成績は共に8勝6敗。勝ち越していると
あって、互いに思い切り取れるところでしたが、北桜が見事に攻め勝ち
ました。画像は寄り切る瞬間。北桜の、顔を真っ赤にした必死の形相を
ご覧あれ。この闘志がある限り、まだまだ健在です。拡大版はこちら



この一番は、十両優勝をかけての相星決戦でした。手前が期待の
新鋭、豪栄道。そして向こう側、顔が少し見えているのが里山です。
ともに11勝3敗。館内のファンは、地元大阪府は寝屋川市出身の
豪栄道に、熱い声援を送っていました。しかし・・・・・。

小兵の里山が、先輩の意地を見せて勝ちました。見事十両優勝。
翌場所の新入幕に花を添えました。



さて、代わる土俵は東(向こう側)に皇牙、西(手前側)に元関脇の
隆乃若です。この一番は、『弓取り関取』としてすっかり有名になった
皇牙の、現役最後の一番でした。この場所、皇牙は西十両14枚目の
関取最下位で4勝10敗。幕下陥落が決定的となっており、この日を
限りに引退する事を、既に本人は決意していました。十両在位6場所。
29歳。初土俵から満14年。思いの丈を、この一番にぶつけます。

皇牙、気迫のフィナーレ相撲は勝ちました!不調とはいえ、元関脇の
実力者を破って、現役生活の有終の美。この後、弓取りでもう一度、
現役としての最後の姿を見せる事になりますが、取り組みとしては、
これで全てが終わったのでした。新十両の場所には、いきなり優勝
決定巴戦に出場。1度は勝って優勝に王手をかけたのは記憶に
新しいところ。最高位は十両6枚目。幕内には届かなかった皇牙の、
その最後の相撲を控えで見送るのは、次場所で新入幕を果たした、
若き新鋭龍皇。新旧交代が凝縮されたような一コマでした。



凛々しい表情で勝ち名乗りを受ける皇牙。まるで今から番付を
上げる若手のような、活気のある土俵態度だと思いました。
「我が土俵人生に悔いなし!」と、胸を張っている様にも見え
ますね。こちらに拡大版があります。

これより協会ご挨拶です。土俵上、一礼する北の湖理事長以下
役力士の面々。去年も見た光景でした。ただ、見る位置はほぼ180度
反対方向からです。やはり初日と千秋楽にしか見られない
『アトラクション(?!)』を見学出来るのはいいですね。



挨拶を述べる北の湖理事長。そういえば、去年は会場前まで
来た時、体育館向かいの信号で、北の湖理事長が真横にいた、
なんて事があったものでした。顔を正面に向けた力士たち。
新三役の時天空、琴奨菊の姿が見られる一方、大関・栃東
の姿は、もう見られません・・・・・。拡大版はこちら

挨拶の終わり。各方向に向いて礼をする時。西側を向いた瞬間
です。やはり少しブレてしまいました。



さて、協会ご挨拶のあと、十両最後の一番です。東側、顔を正面に
してそんきょしているのは、36歳の大ベテラン、皇司です。前日も
流れのある相撲で二桁勝って意気揚々。この日も、気合い充実の
仕切りです。本当に若々しい。あと一つ勝っていれば、十両優勝にも
望みを残せるところでした。こちらも『不老の闘魂』。拡大版はこちら

充実の千秋楽。終盤戦は5連勝。これでかなり高位置からの
再入幕が期待出来ると思いました。押し相撲だけに、連勝すると、
ノッています。なお、相手は琉鵬でした。



幕の内土俵入りの前に、序二段と三段目の優勝決定戦が
行なわれました。画像は三段目で、勝ったのは私にとっても
非常に近い御当所、箕面市出身の箕應山(きおうざん)でした。
箕面の『箕』をとっている四股名ですが、それにしても難しい
読み方、そして漢字ですねぇ〜。因みに尾車部屋所属です。

十両以下、各段優勝の表彰式です。昨年は、東側に座っていた
ために、表彰される力士の背中しか見る事が出来ませんでした。
その反省(?)を踏まえて、今年は対面方向の席を取りましたので、
ご覧のように正面から撮る事が出来ました。土俵上は、十両優勝
をした里山。少しピンボケ気味なのは惜しまれる・・・・・。



昨年は上手く撮れなかったので、今年は頑張って(笑)収めたの
ですが、各段優勝力士は、1人が土俵上で表彰を受ける間は、他の
力士はそんきょして待機します。画像左端が十両、右端が序ノ口
力士で、表彰は十両→幕下→の順番で行なわれます。この時は、
三段目の箕應山が表彰を終え、代わって序二段優勝の栃飛龍が
立ち上がって土俵に向かう瞬間です。

さて、土俵上は序ノ口優勝力士なのですが、何だか表彰状を受ける
手つきがぎこちないですね。この力士は、ロシア出身の阿覧。露鵬・
白露山兄弟を追って、ロシアから来日しました。三保ヶ関部屋で、
23歳です。日本語の方はどの位まで上達したのでしょうか・・・・・?
こちらに拡大版があります。



各段優勝表彰の後は、幕の内土俵入りです。画面中央、顔が正面
に写っているのは、先ほど、場所入りでも登場した土佐ノ海です。
もう幕内土俵入りの姿を見られるのも、残り少なくなってきている
かも知れません。が、何とか一場所でも多く務められますように・・・・。

小結・安馬が土俵に上がったところですが、館内、ヤンヤの喝采でし
た。大人気の高見盛と、同じく人気うなぎ昇りの豊真将が、隣同士で
並んでいます。なお、この2枚の画像は、東方の土俵入りです。



こちらは西方力士の土俵入り、若の里、栃煌山という新旧対照の
2人が並んでいますね。

しんがりを務めた大関・千代大海。その前をゆくのが大関・白鵬。
この2人は本当に対照的でした。片や最古参大関、そして一方は
最新大関。さらに白鵬は優勝がかかっていたのに対して、千代大海は
勝ち越しがかかっているという千秋楽でした。


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